雑炊理論


鍋の締めに一番ふさわしいのは何か?

世界鍋学会の会長が鍋の開催を通じて悩むことがありました。それは鍋の締めをどうするのか?
ごはんで雑炊を作るか、うどんにするか、パスタにするか、その他がいいのか…
多くの場合はどれをやっても美味しい!どっちもやりたい!

悩んだ挙句、美味しさとは違う観点、人間心理の観点から、雑炊がいいのか、うどんがいいのかを見出すことができました。それが「雑炊理論」です。

雑炊とうどんをいただいた後、共通するのは満腹感、満足感ですが、ちよっと違うのはなんでしょうか?
食べ終わった後の鍋の様子を思い浮かべてみてください。

根こそぎ食べ切ることが多いものと、汁が残りやすいものとありますよね?

雑炊は鍋の底が見えるくらい、汁も含めて食べ切ることが多いです。つまり、より「やり切った」感を味わうことができるということです。

一方、うどんは汁が残っている場合が多いです。
つまり、もうちよっと食べたいかも、もうちよっと続けたいかもという気持ちになります。

以上から、何かをやり切った後の打ち上げには「雑炊」が向いています。
一方で、キックオフとか、こんどまたやりましようね!という場面では「うどん」が向いています。

鍋の「締め」で会の雰囲気を演出するのに「雑炊理論」を参考にするのもいいかもしれません。